幸せの種をまくこと

よいことを考えよう。そうすればよいことが起こる。邪悪な考えをもてば、嫌なことが起こる。あなたは、あなたが日がな一日考えていることそのものなのだ。

(『潜在意識をとことん使いこなす』)

 

人は無意識のうちに、つい悪いことや不安について考えてしまっていることが多い。

 

いま喫茶店でお茶を飲みながら、なんとなく外を見ているが、『ゴミ置場のゴミが散らばってて汚いな』とか『曇ってきたな雨降ったら嫌だな』とか『あの車飛ばしすぎじゃないか、事故ったらどうすんだよ』みたいに、悪いことばかりが目につく。

 

よく目を凝らしてみれば、『幹線沿いに茂っている葉が上だけ赤くて面白いな』とか『あの看板の色使いは目立つな』とか『あのおばあさんはいつも家の前を掃いてるのかな、素敵だな』ということがわかってくる。

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嫌なこと、悪いことを考えることは、潜在意識の庭に雑草を植えているようなものだ。雑草に水やりして生い茂らせたところで幸福にはなれない。どうせなら綺麗な花に水をやるべきだ。

 

人間には生存本能があるから、悪いことや不安について思いをめぐらせ、身に起こりうるピンチを回避しなければならない。

 

しかしそればかり考えていたら日々を楽しむことは不可能だ。この矛盾にどう対峙していくかが、幸福への鍵だ。

 

悪いことや不安を思ったら、その分だけいいことに目を向けよう。意識して、積極的に、最初は。それを繰り返しているとやがて、無意識にいいことを思い浮かべる頻度が増えて、楽しいことや嬉しいことに敏感に慣れている自分に気づくだろう。

 

日々の小さな変化に喜びを感じられることは、生きているだけで楽しいなという思いにつながっている。毎朝の清々しい目覚めと、『今日はどんないいことがあるのかな』という期待に胸を膨らませ、前向きに一日を過ごせることの喜び。

 

幸せの花が咲く種は季節を問わず一年中まくことができるのです。

 

今日も、明日も。

 

 

潜在意識をとことん使いこなす

潜在意識をとことん使いこなす