2016-01-01から1年間の記事一覧

こころの中に静けさを

怒りや愚痴を言う人からはなるべく遠ざかりたい。 でも日常生活の中では、付き合わざるを得ない人もいる。 はっきり言ってめんどくさいですね。 せっかく自分のこころが静かであっても、外野のマイナスに巻き込まれて、平和な土地が荒らされてしまう。 単な…

自分の中に潜むエネルギーを開放する

営業マンだった頃、勇気を出して自分をさらけ出したらブレイクスルーが起きた。 当時はなぜそうなったのか、理由を考えることなく終わってしまったが、今ならよくわかる。 自分を出すことで、『自分の中に潜む』エネルギーも外に向かって飛び出していく。 そ…

こころの空洞に人を招き入れる

空洞っていうのがポイントなんですよ。 誰でもそうですけど、自分の中心みたいなものがあると思い込んでるじゃないですか。もしくは『本当の自分を探す』みたいなのとか。 でも、中心にあるものっていうのを『そんなのはないんだ』っていうのに仮定して、そ…

季節と命の循環

窓の外に見えるけやきの木から、ミドリ色の無数の小さな芽が出ていて、風にゆれていた。冬には枯れてしまったように見えていた木も、黒い幹の下で、いのちを育んでいる。死なない。また、繰り返してゆく。 (後藤繁雄『ノマディズム』) 表面的なことで判断し…

祈り

願いどおりになるかもしれないから、祈るときには何を祈るか気をつけろ。(F・マグロー) 思えば数々のことを祈ってきたと思う。 子供の時はカジュアルに、神様でもお天道様でも何にでも。遊びながら、みんなと一緒に。祈りというか、お願いごとを口に出す感じ…

嬉しさを旅に出す

人はなぜ、ここではないどこかに移動したいという衝動に襲われるのか。(ブルース・チャトウィン) ここではないどこかへ。それがどこなのかは皆目見当がつかないけれど、とにかくここでないことだけは確かだ。否定しろ、逃げろ、縛られたら終わりだ、飛び出せ…

結婚は野蛮

私は夫といるとき、重いものは絶対に持ちたくない。重いものは持ってほしいし、夜道は一緒に歩いてほしい。虫は退治してほしい。ときどき贅沢なチョコレートを買ってきてほしいし、怖い夢をみたら安心させてほしい。 正しくなくても全然いいからそうしてほし…

座って空を見上げてごらん

歩きながら空を見る。天気がよければ素敵な開放感に誘われ、こころが弾むよう。前向きに一日を過ごしたくなってくる。 座って空を見上げてみる。公園のベンチでもデパートの屋上でもどこでも。不思議な安心感。こころをトリートメントされたような。 空とか…

あなたを最初に褒めるのは、他でもないあなた自身だ

『忙しいの、わたしは。まだまだやらなければいけないことは多いし時間がないの。だから立ち止まってる暇なんかないわ。幸せかって?そんなのわからないわよ。ただ忙しい、それだけよ。』 彼女は勢いよくまくし立てる。表情は怒っているように見える。イライ…

選択の方法

思いつめる。これを手に入れるためにはあれを犠牲にしなければならない。 しかしあれは自分にとってすごく大切なものだ。どうしよう?いやどうにもならない、両方は無理だ。 そして清水の舞台から飛び降りる決心でそれを捨て去る… 極端に追い詰められると思…

正直さ

いつからだろう、妥協することを覚えたのは。 本当は正しいと思えないのに、相手の気分を害さないために、期待されている答えを口にする。 また嘘ついちゃった… 小さながっかりはそうやって積み重なっていく。 不誠実さ、ズルさ、悪の思想が伝染していくのと…

自分と親しくなろう

自分自身と親しくなることで、あなたの人生は強力に輝いていきます。 すぐには難しいとは思いますが、『自分自身?何それ?自分は自分じゃん?頭大丈夫?』なんて思った方は特に。 自分自身と仲良くなることもまた、他人と仲良くなるくらい難しいです。 すぐ…

成功と幸せと

出来事と観念を切り離すことを『脱同一化』という。 自分が苦しんでいるときに、当事者としてではなく外側から眺めることによって、それは実現できる。 ディソシエイト『傍観者意識』とも呼ぶが、感情的な束縛がないため、自分を回復する手段としてはかなり…

愛してるの響きだけで

誰かを愛したとき、どんなに辛い現実にさいなまされていたとしても、人は可愛らしく温かい存在へ瞬時に変わることができる。そんな可能性を人間はみんな持っていて、芽をだす瞬間を静かに待っているのだ。 (猫沢エミ『パリ通信』) 人を好きになって愛情を…

コックピットを改装できる日をめざして

自分の人生がゴミ捨て場のように見えたときに、そのゴミをより分けて土を掘り起こし、自然の肥料すべてを使って花を植えるかどうかは、私しだいなのだ。(アン・ウィルソン・シェフ) 嫌な記憶、トラウマ、不幸な経験…あいつらはいつだって突然に襲ってくる。 …

感謝の椅子取りゲーム

われわれは苦痛は感じるが、しかし苦痛のないことは感じない。心配は感じるが、心配のないことは感じない。恐怖は感じるが、身の安全は感じない。 (ショーペンハウアー) 生存本能がそうさせるからしょうがないんだけど、人はどうしてこうもマイナスばかりに…

空白を満たしなさい

人生の多くは何かを満たすことに費やされてきた。 でもそれは本当に必要なことだったのか? 食べすぎたり、働きすぎたり、買いすぎたり… 空白を満たしなさい、というタイトルの小説を思い出す。 必要だから満たしてきたんだ! そう声高に言えるならいいけれ…

受け身の不毛地帯

癒すのではなく、癒してほしい。信じるのではなく、信じさせてほしい。愛するのではなく、愛してほしいのでもなくて、愛させてほしい…。受け身のきわみである。 (鷲田清一『まなざしの記憶』) 受け身は楽だ。なんせ自分で考えなくていい、選ばなくてもいい、…

私たちの準備は整っている

人間の心は、自分をいちばん傷つけるものから、長いこと遠ざかってはいない。わたしたちはみな再び苦悩のもとへと旅をする。その旅から解放されるわずかな人間をのぞいては。 (リリアン・スミス) 子ども時代に受けた傷。それが大人になって自然に消えてくれ…

軽装だっていいじゃない

高度に情報化した社会には、読み応えのあるアウトドア雑誌のような可笑しさがある。さっさと出かければいいのに、その前に美しい自然の写真を眺め、他人の旅の逸話に目を通して、豊富な二次情報を摂取する。普段着でも山歩きはできるのに、間違いのないウェ…

それでも世界を変えたいなんて思うのは、少しあつかましいか?

それでも世界を変えたいなんて思うのは少しあつかましいか 藤井一彦『LAZY FELLOW』 自分を見失う瞬間の原因は、酒か女か金か、が一般的だろう。理性は吹っ飛んでしまい、抵抗できない魅力に絡め取られて半ば自暴自棄、あとは野となれ山となれ、だ。 ある種…

こころに抱えたいらないもの

心がどれだけのものをかかえられるか、誰も、詩人すらも測ったことはない。 (ゼルダ・フィッツジェラルド) 心がどんなかたちをして、その中には何が入っているか、僕らはそれを知ることができない。 愛とか夢、絶望に怖れ、諦念、または希望、そして様々な欲…

響き合う音を探しあてる

常に異なる世界から共鳴するキーワードを探し出し、対極にあるものをぶつける。間違いを見つけるのではなく、響きあう音を見つけるのです。 (ナカムラクニオ) 人と接するときに、どうしても差異を探してしまう。 その違いを面白いと思うときもあるし、『それ…

好きのチカラ

一見めんどくさいと思うような、日常の中にある作業だが、それを楽しめたなら一気に価値は逆転する。『好きの力』って素晴らしい。(田口ランディ) 形も色も不揃いな野菜たちを並べる。キュウリ、赤玉ねぎ、パプリカ、ミニトマト、セロリにブラックオリーブ、…

苦楽のカレンダー

苦しいことも 、楽しいことも 、悔しいことも 、嬉しいことも 、すべて人生を彩るパ ーツの1つなのです 。それらは四季の変化のように繰り返しやってくる 。そして厳しい季節は 、知恵なくしては乗り越えられない 。だからこそ人は賢くなるし 、再びやって…

恋愛の限界を決めるのは誰か

恋愛が2人だけの宗教なら、アナタは信者じゃなくて神にならなければなりません。神様は厳しく暖かい。神様になるのって大変だよね。(秋吉久美子『ドレスの下に』) 映画『インターミッション』に主演したときの秋吉久美子はカッコよかった。パリっとしたホワ…

こころにも耳をもて

こころにも耳をもて。大切に思う人が語り得ないと思う声を、聞きもらさないためである。こころに眼を開け、大切な人が書き得ないと感じる文字を、見通すためである。こころに小さな隠れ家を用意せよ。傷ついた者をかくまい、また、自らが人生の危機にあると…

手を動かす

普段カウンセリングや悩み相談をしているせいか、ときどき無性に何かを作りたくなる。 言葉の世界からいっとき離れて、無心になって手を動かしてみたいのだ。 いまパートナーとともに、新しくアトリエを構えようと思っていて、少し早いけどキャンドル作りの…

いまここからの景色

私も、「人生経験が少ないから、物語が広がっていかないのでは?」「自分に家庭があって、子育てで苦労した経験があったら、もうちょっと違う風景が見られるのに」って思ったり。いつまでもモラトリアム期みたいな考え方をしてるなと思うことがあります。で…