器の大きさ

器の大きさとは、自分と調和しないものを受け入れる容量のことである。

(井上裕之『価値ある生き方』)

 

誰だって気の合う人だけと一緒にいたい。楽しい時間も増えるし同じことで喜べる可能性も高い。余計な説明も不要で、ストレスもたまらない。

 

しかしそれが夢物語であることは、誰の目にも明らかだ。職場、家族、各種コミュニティ。合わない人もたくさんいる。

 

嫌いな人と無理に付き合う必要はないが、人の多様性を認め、それなりに付き合っていくにはエネルギーがいるものだ。

 

自分に合う、合わないの垣根を取っ払って、フラットに付き合ってみると、新しい発見があったりする。この人とは合わないと思っていたけど、それは自分の勝手な思い込みであったりとか、すごく細い道だけど、これは同じ方向を向いてるな、とか。

 

もしかしたらコミュニケーションは、自分と調和しないものを自分の中に受け入れることからしか始まらないのかも知れない。

 

器を大きくして、たくさんのタイプの人と繋がること。それが確実に人生を豊かにしていく。

 

 

 

価値ある生き方

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「どうせ私は」を、やめてみる。

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がんばり屋さんのための、心の整理術 (Sanctuary books)

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