マイナスを特別視してないか?
『不安』や『悩み』を特別視するということは、『嬉しい』や『幸せ』というものが当たり前のものになってきます。すると、本当はあなたの身の回りに、たくさん嬉しいことや幸せなことが起こっているかもしれないのに気づけなくなります。
(クスドフトシ『無意識はいつも正しい』)
頭の中で様々な思いが交錯する。渋滞の5叉路で車が右往左往するように。悩みも不安も悲しみも。喜びも嬉しさも期待感も。
渋滞の時間が一通り終わって、車がスムーズに流れ始める。その時あなたの頭はどんな感情に支配されているだろうか?
頭の中は常に不安でいっぱいなら要注意だ。うまくいかなかったことにイライラし、あの人のせいだと人を裁く。もしくは『あたしが悪いんだ…』と自分を責める。
ふとした時にそんなマイナスばかり思っていることは、つまりそれを特別視しているのと同じだ。
普通があるから特別がある。
マイナスを特別だと設定しているので、喜びとか楽しさは普通の位置づけになる。
潜在意識は自分にとっての特別だけを現象化させるから、結果目に飛び込んでくるものは、そのマイナスに『加担すべきこと』ばかりだ。そしてまた、『やっぱりあたしは不幸だわ…』と結論づけ、マイナスの特別感を強化していく。
マイナスが頭を支配してしまうことは誰にでもあることで、それを一切なくすことなど不可能だ。
ならばどうするか。
マイナスのことばかり思い出してしまったら、その度にそれを打ち消してみよう。ひとつひとつにはっきりと『ノー』を突きつけるのだ。
『昨日仕事でミスした…あたしは何やってもダメなんだわ』
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もう終わったことだからしょうがないね。失敗したからって全てがダメなんじゃない、他ではうまくいっている。
こうすることで、マイナスの特別視を制限することができる。ひとつの感情に支配され、それに振り回され、長い間カフェに居座るマイナスのお客を帰らせることが大切だ。
マイナスが特別から脱落すると、世界はフラットに物事を見せてくれるようになる。いきなり幸福感あふれる現象が目につく頻度が増えていく。ただマイナスの感情を打ち消すだけで。
この視点が習慣化するまでは、何だかなぁ、と微妙な感じでした。めんどくさいし。
ただ、やってみるとわかるんだけど、3日もやれば進展があります。
怒りや不安や比較、ジャッジや制裁を下す頻度が減ってくる。
まずは3日試してみて下さい。
その辺に普通に転がってる喜びが目に入ってきますので。