光の射し込む場所に留まって

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大変なこと、辛いこと。誰もが多かれ少なかれ抱えている。


それでも時に笑顔で、ひとりの時には泣いたりして、何とかバランスをとっている人もいるかもしれない。


『喜びは最大限に、悲しみは最小限に』


そうできたら楽だけど、どうしたって自分の思うようにはいかないのが人生だ。


断捨離してから、『シンプルでありたい』と強く思うようになった。


シンプルって言葉は便利でよく使うが、その中身に関しては意外と真剣に考えていなかったことに気づいた。


モノを持たないことがひとつ。これは断捨離による効果。


そしてもうひとつをウンウン唸りながら考えたあげく出てきた答えは、どんな状況・環境にあっても『光の差し込む場所に留まろう』ということだった。


これは、物事のマイナス面ではなくプラスを見て行くという決意だったり、

悲しみに暮れている人に対して、暖かい場所を用意したいという想いであったり、

人生にはどうしても悲しみや辛さを感じる瞬間がある。ならばそうなった時にはなるべく早く、日なたを探して自分を立て直そう。自然の光に自分の辛さを軽減してもらおう。そんな気持ちもある。


そしてできることならば、自分のこころの中に、たとえ小さくてもいいから、太陽のを宿していたい。


暖かさ、強い光。陽射しには未来がある。眩しくて先が見えないけど、確実に天に向かって真っ直ぐに延びたレールだ。


そのスタートラインは世界のどこにだってある。いま目の前にも。


とにかく探してその側に留まろう。


写真は安藤忠雄光の教会』から借りました。


決まった時間になると建物に光が差し込む。だからその時間に集まって礼拝を行う。


なんて素晴らしいコンセプト。


人は光に導かれていくのだ。


幸福を目指して。

光の教会―安藤忠雄の現場

光の教会―安藤忠雄の現場