人と比べたってしょうがない

幸せになるには、人と比べないことがいちばんいい。


比べると感情が動いてしまう。優越感か劣等感のどちらかが生まれてしまう。


今まではそれを望んでいなかったにもかかわらず、誰かが所有しているのを知ったからこそ初めて欲しくなるモノや環境。


羨ましい…


そんな心の呟きは、『それを手にしていない私はダメだ』という言葉を無意識のうちに誘発してしまう。


手に入らないモノに対する想いは日に日に増していく。その度に心の底では『ダメだダメだ』とマイナスのレッテルが積み重なる。


悪循環だ。


100歩譲ってモノならまだマシだ。選択肢の幅が多いから。


しかし地位や権力、お金、友人の数、自由度の高さ…


そんなものを比べたところで、自分より上はいくらでもいるのだから、永遠に勝てるはずがない。


勝手に比べて、勝手に負けて、勝手に開き直って、勝手に鬱憤を溜める。


そのはけ口はどこに行くのだろう?


会社の部下へのキツイあたりか?友人への愚痴か?奥さんへの尊大な態度か?


人と比べるなら、せめて一流のアスリートみたいに、自分の目標として掲げておくこと。自分がストイックに努力するためだけに利用するのだ。


それ以外の理由はほぼ悪い結果にしかならないから。


人と比べることでどんどん不自由になっていくことだけはやめよう。


人生はもっと多様的で豊かさにあふれているのだから。