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あなたを最初に褒めるのは、他でもないあなた自身だ

『忙しいの、わたしは。まだまだやらなければいけないことは多いし時間がないの。だから立ち止まってる暇なんかないわ。幸せかって?そんなのわからないわよ。ただ忙しい、それだけよ。』


彼女は勢いよくまくし立てる。表情は怒っているように見える。イライラは下半身に到達、貧乏ゆすりへと変わっていった。


恋愛がうまくいかない悩みから始まった相談の結論は、『自分がやってきたことを褒めていない、だから余裕がなく出会いの機会を自ら捨てていた。』だった。


忙しい人は誰でもそうだ。


立ち止まって自分を振り返り、自らに労いの言葉と称賛を与えることを疎かにする。


こなしてきたこと、解決した事柄、人に与えた影響…


あなたは今までにどれだけ多くのことを成し遂げてきたことか。


しかしあなたは、先のまだできていないことばかりに目を向ける。まだ足りない、もっとならなきゃ!と。


これは不幸とも言える。


自らがやってきたことは、どんな些細なことであっても称賛に値する。


もしかしたら、もう少しでドラマティックな奇跡のレベルまで行ってたかもいれないのだ。それをあなたがきちんと見ていれば。


それは、自分が起こした奇跡に感激するチャンスを逃している。


きちんと見よう。あなたの成し遂げたことをいちばん喜ぶべき存在は、他でもないあなたなのだから。


『わかった、ならやってみる。ひとつひとつに労いと称賛ね。ちゃんと毎日、お店を閉店させてシャッターを下ろす。そして今日のアタシというお店を振り返るわ。』


もう彼女の貧乏ゆすりは止まっている。