空洞っていうのがポイントなんですよ。 誰でもそうですけど、自分の中心みたいなものがあると思い込んでるじゃないですか。もしくは『本当の自分を探す』みたいなのとか。 でも、中心にあるものっていうのを『そんなのはないんだ』っていうのに仮定して、そ…
窓の外に見えるけやきの木から、ミドリ色の無数の小さな芽が出ていて、風にゆれていた。冬には枯れてしまったように見えていた木も、黒い幹の下で、いのちを育んでいる。死なない。また、繰り返してゆく。 (後藤繁雄『ノマディズム』) 表面的なことで判断し…
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